【5分で早わかり】国連職員になるには?仕事・倍率・給料まとめ

UN
  • 国連職員の役割や仕事内容は?
  • 国連職員の給料や待遇は?
  • 国連職員への応募方法は?その倍率は?

の疑問にこたえます。

この記事を読むと、国連職員の役割、仕事内容の概要がわかります。また、専門職と一般職の給料・待遇、応募方法、倍率を紹介します。

国連職員とは?

Overview

国連システムに所属し、紛争の終結、貧困の緩和、気候変動対策、人権の擁護などの世界でのさまざまな問題解決に取り組みます。

具体的には、国連事務局や補助機関のUNICEF、UNHCR、UNDPなどの国連システムの機関に所属し、専門性を生かして働きます。

仕事が多岐にわたることから、国連職員は在職中に部署や部門、勤務地、さらには勤務先の機関や職務分野を変えることもありえます。

193の加盟国出身の約4万4,000人から成る国連職員は多様性に富んでいます。国連で働くということは、異なる背景や文化をもち、幅広い観点や経験、アプローチを有する多文化チームで働くことを意味します。

紛争、人権、貧困、気候などのさまざまな問題解決の手助けをするのが国連の役割であり、国連職員は事務局での勤務よりも、実際に問題が起こっている世界各地に赴任し、現地にてその問題解決に取り組む職員が多いのが特徴です。

およそ4万4,000人の国連職員のうち、約60%は世界中のフィールド(=支援対象地)で活動しています。(注7)

▽詳しくはこちら

役割・仕事内容

国連には、国際の平和と安全の維持、国家間の友好関係の構築、社会発展、生活水準の向上および人権の推進の役割があり、その達成のために国連職員は働きます。

仕事内容は、次の8つのカテゴリーの中で多岐にわたります。(注1)

  • マネジメントとオペレーションサポート
  • 経済社会開発
  • 政治・平和・安全
  • 情報通信技術
  • 法務
  • 広報と渉外
  • 会議マネジメント 安全とセキュリティ

▽専門職について詳しくはこちら

▽一般職について詳しくはこちら

国連職員の種類は?

一般的に国連職員と言われるポジションは5つあります(特別なポジションを除く)。いわゆる国際公務員や国際職員です。

  • 専門職…国際的な公募による採用で、さまざまな国で働くことが求められます。通称:Pスタッフ(Professional)
  • 管理職…専門職が管理職レベルとして、さまざまな国で働くことが求められます。通称:Dスタッフ(Director)
  • 一般職…その国の現地で働くスタッフとして、特定の地域で働き続けることが求められます。総務や秘書などの補助的な仕事や、警備などを担います。一般職から専門職への転職は難しいため注意が必要です。通称:GSスタッフ(General Service)
  • フィールドスタッフ…通称:FSポスト(Field Staff)
  • 国家職員…国際職員と一般職員のハイブリッド型で、求められるレベルは専門職と同等のレベルですが、一つの勤務地で働く職員です。給料、福利厚生も一般職よりも優れていますが、勤務地によってはその数が圧倒的に少ないことがあります。通称:NOスタッフ(National Professional Officer)

求められるスキル・適性

ポイントは「コミュニケーション能力」、「学問的専門性」、「業務経験」です。

専門職に求められる要件

  • 修士号以上の学歴 or 学士で2年以上の職務経験
  • 職歴は、関連した職務経験で次の経験年数が必要です。
  • 分析力
  • コミュニケーション能力(英語orフランス語が流暢であることは必須)
  • 経験に基づく専門性
  • 経営的なリーダーシップ能力
専門職に必要な職務経験年数

一般職に求められる要件

  • 高校卒業もしくは同等レベル
  • 18歳以上
  • 応募するポジションに関連した業務経験年数と業務レベル(公募参照)
  • 業務内容と勤務地に応じた言語水準を満たすこと。多くの場合、英語orフランス語を流暢に使いこなせること。
  • Global General Services Test (GGST)に合格すること(警備職員に応募する場合は、Security Officers Testにも合格すること)。テストはあなたが応募したい地域のオフィスで行われます。(注5)

給料・待遇

専門職

給料は勤務する地域や職員のレベルで大きく変わります。

例えば、東京で勤務の場合、国連の専門職・管理職の年収は約851万〜3,321万円(1USD=105円、2020年10月現在)に加え福利厚生が支給されます。

これに加え、扶養手当、教育補助手当、困難地手当、住宅補助金などの手当が支給されます。福利厚生でも、休暇、健康保険、年金が支給され、待遇は充実しています。(注6)

一般職

一般職の給料は、各国ごとにレベル(1~7)とステップ(I~XII)からなる給与体系(salary scale)が定められています。給料水準は、現地の給料水準に合わせて設定されています。そのため、同じレベル・ステップの職員でも国ごとに給料は大きく異なります。

例えば、アメリカ/ニューヨーク勤務の場合、一般職の年収は約411万~1,092万(1USD=105円、2020年10月現在)です。

一方で、ケニア/ナイロビ勤務の場合、一般職の年収は約76万~581万(1USD=102シリング, 1USD=105円換算、2020年10月現在)です。(注6)

応募方法

専門職と一般職では空席公募が共通しています。専門職では、日本人若手を対象としたJPO制度、世界中の若手を対象としたYPPがあります。

空席公募

空席公募の情報を調べる方法はこちらです。

・国連事務局の個別ポストの空席広告は「UN Career」に掲載されます

・下部機関や専門機関などでは各機関のサイトで空席広告を行っています

 例) UNICEFの空席広告:https://www.unicef.org/about/employ/

    UNDPの空席広告:https://jobs.undp.org/cj_view_jobs.cfm

・外務省 国際機関人事センターでも、「空席情報」を掲載しています

UN Careerのサイトではこのように掲載されています。(2020年9月22日時点)

UN Careerでの空席公募の掲載内容 (2020年9月22日時点)

JPO制度

JPOは、35歳以下の若手の日本人に対し、原則2年のあいだ国際機関で勤務経験をできる派遣制度です。外務省のサポートを得て、正規職員と同様の勤務経験をでき、この期間の経験や人脈を生かして次のポスト獲得にむけた活動をできるメリットがあります。(注2)

JPOの倍率は5~7倍(日本人同士のみでの競争)です。

YPP (国連事務局のYoung Professional Program)

国連事務局が若手を対象に採用するプログラムです。合格するとP2レベルの職員になります。いわゆる、国際公務員の新卒採用です。

▽応募資格はこちら

  • 受験年の12月31日までに32歳以下であること
  • 応募分野関連で学士号以上
  • 英語またはフランス語での職務遂行をできること

通常の国連の仕事は実務経験が求められるポストがほとんどですが、YPPでは実務経験を問われません。

1年に1回の募集で、年により募集の国籍や職種が異なるため、毎年受験できるわけではありません。YPPはとても狭き門で、2011年~2016年にYPPで国連職員になった日本人はたったの4人でした。(注2)

YPPの倍率は400~600倍といわれています。

一般職のGlobal General Service Test (GGST)

空席公募で募集されます。空席情報の探し方は、専門職と同様です。応募者は書類審査の後、Global General Service Test (GGST)を受ける必要があります。

▽GGSTの試験科目はこちら

  • 言語的な論理思考 (Verbal Reasoning)…コミュニケーション能力を審査
  • 数学的な論理思考 (Numerical Reasoning)…数的処理能力を審査
  • 状況判断 (Situational Judgment)…国連の価値観とコンピテンシーに沿って判断できるか審査

Take Action!

国連職員とは

紛争の終結、貧困の緩和、気候変動対策、人権の擁護などの世界でのさまざまな問題解決に取り組みます。193の加盟国出身の約4万4,000人から成る国連職員は多様性に富んでいます。国連職員の約60%は世界中の支援対象地で活動しています。

国連職員の仕事内容

仕事内容は、次の8つのカテゴリーの中で多岐にわたります。(注1)

  • マネジメントとオペレーションサポート
  • 経済社会開発
  • 政治・平和・安全
  • 情報通信技術
  • 法務
  • 広報と渉外
  • 会議マネジメント
  • 安全とセキュリティ

国連職員5種類

  • 専門職…通称:Pスタッフ(Professional)
  • 管理職…通称:Dスタッフ(Director)
  • 一般職…通称:GSスタッフ(General Service)
  • フィールドスタッフ…通称:FSポスト(Field Staff)
  • 国家職員…通称:NOスタッフ(National Professional Officer)

専門職に求められる要件

  • 修士号以上の学歴 or 学士で2年以上の職務経験
  • 応募するポジションに関連した職務経験
  • 分析力
  • コミュニケーション能力(英語orフランス語が流暢であることは必須)
  • 経験に基づく専門性
  • 経営的なリーダーシップ能力

一般職に求められる要件

  • 高校卒業もしくは同等レベル
  • 18歳以上
  • 応募するポジションに関連した業務経験年数と業務レベル
  • 英語orフランス語を流暢に使いこなせること
  • Global General Services Test (GGST)に合格すること

給料・待遇

  • 専門職・管理職は、東京で勤務の場合、年収は約851万〜3,321万円に加え福利厚生が支給されます。
  • 一般職の給料は、各国ごとに定められます。アメリカ/ニューヨーク勤務の場合、年収は約411万~1,092万。ケニア/ナイロビ勤務の場合、年収は約76万~581万です。

応募方法

  • 方法は①空席公募、②JPO制度、③YPPの3種類があります。専門家は①~③、一般職は①で採用されます。
  • JPO制度は35歳以下の日本人が対象で、倍率は5~7倍です。
  • YPPは世界中の若手が対象で、倍率は400~600倍といわれています。

頑張るあなたを応援します!次の記事で会いましょう!

出典

(注1) Staff categories – UN Careers – the United Nations

(注2) 世界で活躍する仕事100 ―10代からの国際協力キャリアナビー

(注3) International Civil Service Commission, Salary Scales of Professional and Higher Categories, January 2020

(注4) ICSC, Consolidated Post Adjustment Circular 2019

(注5) United Nations Careers, General Service and related categories

(注6) United Nations; Salaries & Post Adjustment

(注7) 国連の職員とは

コメント

  1. sbchwsmgc より:

    【5分で早わかり】国連職員になるには?仕事・倍率・給料まとめ | 国際協力をしごとに。
    asbchwsmgc
    [url=http://www.g9w3j5vfihjg7q4k95zm154m37434p9us.org/]usbchwsmgc[/url]
    sbchwsmgc http://www.g9w3j5vfihjg7q4k95zm154m37434p9us.org/

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