医師として国際協力する方法5選【やりがいと課題のジレンマ】

仕事にする

医師として国際協力に関わる意義とは?

どのような関わり方があるの?

特に求められていることは?

の疑問にこたえます。

国際協力に関心のある医師の皆さん、そしてこれから医師としてキャリアを築いていきたい学生さんが読まれていることと思います。

この記事では、医師として国際協力に関わる意義、デメリット、関わり方、そして最後にオススメの本を紹介します。

国際協力のやりがい

医師の方々に筆者がヒアリングしたり、本やWEBで調べたところ、国際協力に関わる意義としてこのような声がありました。

命の危機にある方々に医療を提供することで、医の本質に立ち帰れるように感じる。

困難な状況にある患者さんに与えるつもりが、実際に援助の活動に参加すると、与えられるものの方が多いことに気づきます。

小学校でユニセフの授業を受けて、自分と同い年くらいの子どもが防げる病気で亡くなるのが悲しいと思った。高校で国境なき医師団の医師の話を聞き、影響を受けて医師を志した。

何度も現地に赴くのは、「なぜ山に登るのか。そこに山があるから」と似たような感覚です。苦しんでいる人がいるから、助ける。至ってシンプルなことです。

以上、例として国際協力に関わる意義を紹介しました。頑張る理由は人それぞれです。

あなたは、なぜ医師として国際協力に関わるのでしょう?

あなたにとって、国際協力する意義は何ですか?

国際協力への課題

意義のある活動である一方、国際協力に参加するための課題も多くあります。

活動にあたって乗り越えるべき障壁を、貢献、収入、キャリア、ワークライフバランスの4つの面で紹介します。

貢献面

日本でも医師不足と言われ、わざわざ途上国に行かなくても、日本でも患者さんへの貢献をできます。

なぜ海外への医療援助である必要があるのでしょうか?

収入面

日本では何千万も稼げるにも関わらず、途上国での活動となると劇的に収入が下がります。手弁当での活動では、赤字になることもあるでしょう。

なぜ収入を落としてでも、医療援助をしたいのでしょうか?

キャリア面

日本の多くの病院では、NGOへの参加の理解が薄く、NGOへの参加がキャリアにプラスになる病院は少数です。

病院に所属しながら、休暇を取得してミッションに参加する方もいますが、それよりも国際協力を優先したい方は、キャリアルートから抜けて、アルバイトで医師として勤務しながら派遣に参加する先生もいます。

なぜ医師として王道のキャリアの道から外れてでも、医療援助をしたいのでしょうか?

ワークライフバランス面

家族を持っている方は、家族からの理解というハードルがあります。人によっては、このハードルが最も高い壁となります。

紛争地や被災地などの政情不安定な地域での活動となると、家族が心配し理解を得られないケースもあります。

また、国際協力ではやりがいと収入とがトレードオフになる場合もあります。家族を支えるために収入を落とせない…といった方は、国際協力の選択が難しくなる場合もあります。

なぜワークライフバランスでのリスクをとってまで、医療協力をしたいのでしょうか?

このような障壁と向き合い、ご自身の中で頑張る理由を具体的に、明確に持つことが大切です。

国際協力への関わり方

医師としての国際協力の関わり方は、次のような方法があります。

  • 国際NGOで働く
  • JICA海外協力隊で働く
  • WHOなどの国連機関で働く
  • 日本の医療機関で働く
  • 独自に活動する

国際NGOで働く

国境なき医師団、ジャパン・ハート、世界の医療団などでは、医師の海外派遣スタッフの募集を行っています。

医師では数週間~数カ月のショートタームの派遣が多いようです。

団体と募集ポジションについて詳しくはこちらの記事にまとめていますので、併せてご覧ください。

JICA海外協力隊で働く

実際の臨床(侵襲的な医療行為)は禁止されていることが多く、検査・診断や研究、教育といった面での貢献が求められます。

2019年には「ブータンジグミ・ドルジ・ワンチュク国立病院 病理部 臨床検査科」で、日常業務を通じて現地医師の能力向上に寄与するプログラムが行われました。

WHOなどの国連機関で働く

国連機関では多国間援助機関を行い、例えばWHOでは途上国の保健省への政策提言・アドバイス、医学情報の総合調整、保健分野での研究などを行っています。

政策や枠組み作りといったハイレベルの調整が多く、医師が自分で患者の診療や治療をすることはほぼありません。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

日本の医療機関で働く

日本の医療機関に勤めながらも、海外活動として研究、研修、予防対策、健診などの国際協力を行う方法もあります。

例えば、長崎大学熱帯医学研究所、国立国際医療研究センター研究所などが有名です。

独自に活動

海外の無医村や医療体制の脆弱な地域で、独自に医療を提供する方法もあります。

活動を支える資金を得る方法は、このような方法があります。

  • 日本の病院に勤めて稼ぎ、それを活動資金に充てる
  • NPOを設立し、寄付を募る

医師として医療活動だけでなく、その他さまざまな活動を行う必要があります。

キャリアとして、日本の医療機関やNGOなどでキャリアを積んだ上で、独立される方が多いです。

求められるスキル

専門性

このような科での専門性や経験が求められる傾向があります。

  • 外科
  • 内科
  • 産婦人科
  • 麻酔科
  • 小児科
  • 救急科
  • 整形外科

国際協力の現場では即戦力としての貢献が求められます。

日本国内では、複数の専門科にまたがって医療を提供する必要がある離島や僻地で医療経験を積む方が多いです。

語学

NGOでは、医師はコミュニケーション能力より専門性が求められるため、そこまで語学力がなくても参加はできます。

チーム医療と言われるように、良い医療を提供するにはコミュニケーションは取れるに越したことはありません。

語学力を高めるために、海外の大学への留学をしたり、勤務経験を積んで語学を身に着ける方もいます。

また、国連機関で働きたい方は、英語やフランス語などの国連公用語を流暢に話せる必要がありますので、訓練は必要です。

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いかがでしたか?

この記事では、医師として国際協力に関わる意義、デメリット、関わり方、そして最後にオススメの本を紹介しました。

読者の皆さんのキャリア選択の参考にしていただければ幸いです。

頑張るあなたを応援しています!次の記事で会いましょう!

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