【理不尽】女子教育の現状と原因【教育の大切さを再発見】

NGO
社会問題に関心のある人
社会問題に関心のある人

世界で教育を受けられない女の子はどれくらいいるの?

なぜ教育を受けられないの?その子たちはどんな生活を送っているの?

この疑問に答えます。

▽この記事で分かること

  • 世界で教育を受けられない女の子の現状と統計
  • 学校に行けない原因
  • 教育の大切さ
  • 私達にできること

あなたは「なぜ勉強する必要があるの?」と考えたことや、

勉強だるいな」と言ってる子どもや、兄弟、友人に対し、「世界で勉強したくてもできない人がいるんだよ」と言った経験はありますか?

この記事では、教育を受けられない女の子について、統計、原因、そのストーリーを解説します。

3分ほどで読めます。

世界で教育を受けられない女の子の現状と統計

女の子だから学校に通えない。

そういった子ども(5~17歳)が、約1億3200万人います。(注1)

日本で、性別が理由で学校にいけないことはありましたか?

きっとほとんどの方はそのような経験はしてこなかったことでしょう。

しかし、世界に目を向けてみると、さまざまな理由から学校に通えない女の子が約10人に1人いるのです。

例えば、世界が1つの村で、男の子20人と女の子20人の学級クラスだとすると、うち2人は「女の子だから」という理由で、学校に来られない計算になります。

なぜそのようなことが起きているのでしょうか?

その原因

女の子が学校にいけない原因は様々ですが、例えばこのような理由があげられます。

  • 社会・文化的習慣や規範
  • 貧困と家庭の問題
  • 児童婚と出産
  • 安心して通学できる環境が整っていない

詳しく見ていきましょう。

社会・文化的習慣や規範

ノーベル平和賞を受賞したマララさんが生まれ育った地域の例を紹介します。

パキスタンのスクアート渓谷では「男の子が生まれたら祝砲を鳴らし、女の子が生まれたらカーテンの後ろに隠す」というほど、男女格差の大きい地域でした。

マララさんは、お父さんが経営する学校に弟たちと一緒に通い、遠足が大好きな普通の女の子でした。

彼女が10歳の時に、タリバンがやってきてイスラム原理主義に基づく恐怖政治を行います。

女性の教育や就業を禁止し、デートもダメ、娯楽もダメと、抑圧された生活です。

それに反対して声を上げる人は、命を狙われました。

貧困と家庭の問題

生活していくためのお金すら十分に手に入れることもできないため、授業料や教科書代を払えない人が多くいます。

また、このように考えている親もいるのです。

親

子どもを学校に通わせるくらいなら、働かせた方がまし。

女の子に教育は必要ない

その結果、家が貧しく、家計を助けるために、子どもでも農業など仕事を手伝ったり、外に働きに出なければいけないことがあります。

両親が共働きで、子だくさんの家庭では幼い弟妹の面倒を見るために学校にいけない子。

学校に通っていても、作物の収穫期は学校を休む子もいます。

児童婚と出産

18歳未満で結婚・出産し、それをきっかけに学校を辞めさせられる子どももいます。

このような考えから、家族から学校に通わせてもらえなくなるも原因の一つです。

家庭に入ってしまえば教育は必要ない。

学校にいくよりは、家庭で旦那や家族に尽くすべき

また、妊娠した場合、学校に通えていても途中で中退せざるえなくなるケースもあります。

未成年の女の子が出産することは、教育の機会を失うだけでなく、母親・子ども共に命を落とすリスクも高まります。

安心して通学できる環境が整っていない

貧しい国や地域では、学校の数が少なく、家から遠すぎて通えないことがあります。

また、紛争地や政情不安な地域では、通学途中で暴力を受けるリスクもあるため、安心して通うこともできません。

例え学校に行けたとしても、このようなことから登校拒否をしてしまう子もいます。

  • 教師から暴力や体罰を受けた子。
  • 女性教員が不足していることで、悩みを打ち明けられず、苦しむ女の子。

また、女の子にとってデリケートなのが、トイレ問題です。

途上国では、男女別のトイレがないところ、ただ地面に穴をあけたトイレだけや、ドアのないトイレもあります。

プライバシーも守られないトイレ。想像しただけでも、嫌じゃないですか?

特に思春期の女の子は、毎月の生理があります。

生理用品を買えないと、「生理ではずかしいから、学校でいじめられるから学校にいけない…」このような子も出てきてしまうのです。

教育の大切さ

学校に行けないと、将来どんな問題があるのでしょうか?

いったん、考えてみましょう。

このようなことをイメージした方が多いのではないでしょうか。

  • 文字の読み書きができない
  • 計算ができない
  • 予防接種などの、必要な知識を得られない
  • 仕事を選ぶことができない
  • 社会から取り残される

ここでは、より掘り下げて、池上彰さんの「なぜ世界を知るべきなのか」から抜粋して紹介します。

パキスタンでも地方に行くと、学校へ行っていない女の子が大勢います。

彼女は勉強しないで大人になってしまうので、衛生観念というものがありません

たとえば、子どもが生まれると、その辺の泥水で粉ミルクを溶かして飲ませてしまい、幼い子どもが脱水症状になって死んでしまうということがおきます。

きれいな水がなければ、一度沸騰させて殺菌してから使えばいい、ということを学ばないまま子育てをするから乳児死亡率が高くなってしまうのです。

[出展] 池上彰さんの「なぜ世界を知るべきなのか」

子どもを育てるために、学校を辞めたのに、教養がないために子どもを亡くしてしまう…。悲劇ですね。

自分が教育を受けていないと、子どもにも教育を受けさせないことが多いのです。

満足に字を読めず、家の仕事の手伝いをしながら大きくなった若者は、仕事を選ぶことができません。

農業や単純労働くらいしか選択肢がないので、いつまでたっても豊かになることができません

イスラム教の教えだけしか知らない貧しい若者たちのうち不満をためていったものの中には、イスラム過激派に洗脳されて、テロに走る者もでてしまいます。

この負のスパイラルを断つには、教育を見直し、貧しい家庭の子どもであっても、男性ばかりでなく女性も平等に教育を受ける機会を設けるしかありません

[出展] 池上彰さんの「なぜ世界を知るべきなのか」

Take Action!

いかがでしたか?

この記事では、少女教育について次の点を解説しました。

  • 世界で教育を受けられない女の子の現状と統計
  • 学校に行けない原因
  • 教育の大切さ

この問題について、あなたができることを3つ紹介します。

  • 知る・広める
  • 支援する
  • 解決のために働く

知る・広める

少女教育の問題について、更に調べたり、現場に行くこと、この記事で知ったことを家族や友達に伝えたり、拡散したりすることも1つの方法です。

支援する

ワールド・ビジョンでは、教育を受けられない女の子へも、1対1での支援をできるのでオススメです。

1日150円で支援でき、子どもの成長を実感できます。

詳しくはこちら>>1日あたり150円で途上国の子どもたちの支援を 

また、ユニセフ、プラン・インターナショナル、セーブ・ザ・チルドレン、国境なき子どもたちなどでも女の子への支援を行っています。

解決のために働く

少女教育の問題を解決するために、国連、NGOなどで働くことも方法の一つです。

こちらの記事を参考に、キャリアを考えてみましょう。

最後に、マララさんの言葉を引用します。

1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペンが、世界を変えられるのです。

私たち一人ひとりの力は微力ですが、集まれば大きな力になります。

頑張るあなたを応援しています!

次の記事で会いましょう!

出展

(注1) UNESCO, One in Five Children, Adolescents and Youth is Out of School

(注2) UNICEF, ジェンダーの平等

(注3) JICA学校に行けない子どもたち

(注4)World Vision, 世界の女子教育 女の子が学校に通えない3つの原因

コメント

タイトルとURLをコピーしました