書道を通じた国際交流の方法と仕事、海外からの評価【早わかり】

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書道への海外からの評価は?

書道を通じた国際交流の方法とは?

書道を通じた海外での仕事は?

の疑問にこたえます。

この記事では、書道への海外からの評価、書道を通じた国際協力の方法、海外での仕事について解説します。

国際協力のベースには、国と国どうし、人と人どうしの相互理解があります。

国際協力に関わられる方は、少なからず文化交流をした経験があるのではないでしょうか。(筆者はこの仕事が大好きです♪)

文化交流は、国民どうしの理解、親近感を醸成し、ひいては社会問題の解決につながるベースをつくるものと思います。

今回は、「書道」を通じた国際交流について紹介します。

今回の記事は、書道の海外展への出典歴も豊富な書道家の村野瀧玖先生の監修のもと作成しました。

村野先生について詳しくはこちらです >>村野瀧玖先生

日本の書道への海外からの評価

外国人の間で、「モノ消費」でなく「コト消費」のニーズが高まっていて、その中でも取り組みやすい書道や習字への関心が高まっています。

「文字を書くこと」を芸術の域まで高めたものが、書道です。

外国の方からみて「漢字がカッコいい!」と、漢字自体の人気であることも、書道が注目される理由の一つです。

村野瀧玖先生
村野瀧玖先生

文字ははじめ実用として生まれましたが、文化の進展につれて美的に表現する方法が生まれました。

この美化された文字を「書」と言います。

書のことを中国では「書法」、韓国では「書芸」、日本では「書道」と呼びます。

この書を「道」までに高めたのは、日本だけです。書道は日本独自の文化と言えます。

書道とは、この文字の美的表現法を学習しながら実用として生活を豊かにし、また趣味として心を豊かにし個性を表現することです。

その学習過程で、人格を鍛錬し、情操を豊かにします。

よって、書道は「道」として打ち込み、人間的に修養する方法の一つです。

中国では、技法を重視することから「書法」というのが一般的です。

最近では、書の実用性よりも、修身や芸術性にも配慮して「書道」の言い方も増えてきています。

海外からの書道の評価は、書の見た目、かすれ、スピード、余白などの美しさ艶やかさが評価されています。

書道を通じた国際交流

外国人への書道教室

書道を鑑賞するだけでなく、実際に体験したい、学びたいというニーズもあり、訪日外国人への書道教室や、オンラインでの書道教室も行われています。

展覧会・展示会

展示会でいくつもの国の芸術作品を展示することで、その背景にある文化的な共通点・違いの理解に繋がります。

一番は、人どうしの交流です。外国の方との文化交流の中で、お互いの国や文化を知り、親近感をもった経験のある方も多いのではないでしょうか。

そのようなお互いの国への理解や愛情が、多くの方にも伝われば、きっと国同士の友好にもつながります。

特に漢字や習字の文化が共通している、アジアや日本、中国、韓国で開催されることが多い傾向にあります。

それに限らず、文化交流はビジネスや政治等での交流のベースとなるため、さまざまなレベル・規模感での交流がなされています。

書道を通じた海外での仕事

書道教室の先生

日本文化に親しみたい外国人や、海外生活で日本文化にふれたい日本人などに向けて、書道教室を開催する方法があります。

海外での書道教室の先生は、国籍や人種では、多くは日本人や日系人ですが、まれに現地の方が教える教室もあります。

書道の師範となる「免状」を持った人もいますが、そうでなくてもある程度の経験を持って教えている方もいます。

日本人の多い地域で日本人向けに教室を行っている場合を除いたら、書道の知識がそれほどない方向けの教師いつでは、免状の有無や上手さなどはあまり重要視されない傾向にあります。

教室の内装、先生の服装などが書道っぽいスタイルであれば、イメージ先行で良い評判となることもあるようです。

(なんちゃって「書道」ですね。日本でも中華料理や洋食を本場のものでなく日本化してとり入れた経緯もあるので、海外でも往々にしてあるのだと思います)

日本文化紹介のイベントへの出展

先に紹介した展示会などの文化交流イベントへの出展を行う方法もあります。

時には、出展者が運営費を負担することもあるので、必ずしも収益を出せるわけではありませんが、そこでの人脈を生かし、出展経験をセルフブランディングに生かすこともできるでしょう。

Take Action!

いかがでしたか?

この記事では、書道への海外からの評価、書道を通じた国際協力の方法、海外での仕事について解説しました。

文化交流は、国民どうしの理解、親近感をつくり、ひいては社会問題の解決につながるベースをつくるものと思います。

読者の皆さんの現場でもお役に立ててもらえれば、嬉しいです。

頑張るあなたを応援しています!次の記事で会いましょう!

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